維持費を節約するならどのくらいの排気量が適切?

コストパフォーマンス

維持費を節約するならどのくらいの排気量が適切でしょうか。保険料や税金を含めて解説します。

一番安いのは50ccだけど

維持費をとにかく安くすませたいなら50ccでしょう。軽自動車税も年間2,000円、自賠責保険は年間7,060円です。任意保険は年齢によって金額が変わりますが、若いほど高い仕組みになっています。
また、燃費は車種によって異なりますが、50ccの場合45km/L程度としてガソリン120円、10,000km走った場合は年間27,000円ほどですみます。オイル代は3,000kmごとに交換する場合、2,000円前後です。
50ccは車検がないので、乗りっぱなしになりがちですが、コンディションを保つならバイクショップで点検をおすすめします。その場合は5、000円くらいと考えるといいでしょう。
よって、年間47、000円ほどで、任意保険をプラスすると60,000~70,000円くらいでしょうか。年間と考えると抑えられますが、50ccは二段階右折や法定速度30km/hといった制限があります。

可能なら125cc

原付二種や普通二輪の免許を持っているなら125ccが狙い目です。50ccの二段階右折や法定速度30km/hの制限がなくなるためです。税金も50cc超から90cc以下は2,000円、90cc超から125cc以下は2,400円と50ccとほとんど変わりません。自賠責保険の125cc以下は50ccと同額の7,060円です。
燃費やオイル代も大きく変わらないので、維持費だと1,000円ほどの差しかないでしょう。交通法規を考えると125ccが最適といえます。

高速を使うなら250cc

125ccは高速道路が使えません。そのため、高速を使うことがあるなら250ccも選択肢に入ります。軽自動車税は3,600円、自賠責保険は年間8,650円です。新車を購入した場合、自動車重量税4,900円必要になります。維持費の差は少ないので250ccでもいいでしょう。

251cc以上は圧倒的に維持費が高くなる

251cc以上の大型バイクになると維持費が跳ね上がります。理由は車検が伴うためです。ユーザー車検であれば費用を抑えられますが、それでも250cc以下のバイクと比べると比較になりません。さらに自動車重量税が毎年2,000円前後かかりますし、軽自動車税は6,000円と倍近い金額です。

維持費と交通法規を考えるなら一番125ccがバランスに優れています。250ccも高速道路に乗れる分選択肢に入ります。自分のライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。

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